鎌倉や江ノ島へ行ったとき空に飛び交う鳥たちを見てあれはトンビなのか鷹なのか迷いませんでしたか?
大体の人達はこの周辺にいるのはトンビ、という情報をどこからか得て認識したんだと思います。
私もそうでした。
そしてトンビと鷹は見た目が似てるな、トンビと鷹の違いは何だろうとも思いました。
トンビが鷹を生むなんてことわざもありますし、昔から似ている生物だと認識されていますよね。
トンビより鷹の方が高貴なイメージを持っているのはなぜでしょうか。
そんな疑問を持った方たちも多いのではないかと考え、トンビと鷹の違いについて調べてみようと思いました。
今回の記事でデートや家族旅行でちょっとした豆知識を披露して好きな人や家族から尊敬されちゃいましょう。
トンビと鷹の違いは?
トンビも鷹も同じタカ目タカ科そして同じ猛禽類。
それじゃあトンビと鷹の違いはなんなのか、大きさ、飛び方、鳴き方、生態系、狩の仕方と様々あります。
昔から一番の違いは「尾」だとされていました。
三味線(しゃみせん)のバチのような形がトンビ、扇子のような形が鷹と言われていましたが、ぱっと想像できましたか?
現代は三味線も扇子も一般人は殆どの人が使わなくなり、尾の形をすぐに想像できないですよね。
もう一つ大きな違いは鳴き方になります。
トンビの鳴き声
鷹の鳴き声
はっきりと聞き分けられますよね。
トンビは意外と心が安らぐ鳴き声でびっくり。
鷹はまっすぐ直線的な鳴き声でかっこかわいい感じです。
トンビの特徴・飛び方・大きさ
トンビの尾は長く角ばって見え三味線のバチのよう、見た目は白と鳶色(茶褐色)のまだら模様、鳴き声は「ぴーひょろろ」です。
飛ぶときは羽ばたかずに旋回していることが多く、大きさは60~70cm、翼を広げると150〜160cmになりメスの方が大きくなります。
動物の死骸や小動物、魚などを捕食し、単独で行動することも群れて行動することもあるようです。
現代は海辺近くの市街地に生息している個体も多く、人の残飯や人の手に持っている食べ物をかっさらうなどして問題になる時も多々ありますね。
元々の生息地は河原、海辺、湖などの魚の死骸が手に入りやすい水辺に多くいたそうです。
警戒心が強く人に近寄らなかったが、餌付けにより警戒心が弱まり今の生態系に変わってしまいました。
県営の住宅でトンビに餌付けしてる方がいます。朝は早くからトンビが迂回しながら呼んでるんですよね。子どもさんも多いのに危ないとおもうのですが・・・
— 5dzilla (@Kakatonki) May 14, 2022
鷹の特徴・飛び方・大きさ
鷹の尾は先が少し丸くなっている扇状、見た目は白と茶色のまだら模様(鷹斑模様といわれる)で目が黄色、鳴き声は「ぴぃー」とか「キィー」が多いです。
羽ばたかずに飛び高度を上げるときは旋回しますが、ある程度の高さになると滑空し直線的に飛びます。
大きさは50~60cm、翼を広げると110cm~130cmになりメスの方が大きいです。
小型の哺乳類と中小型の鳥類を捕食し、群れを作らず単独で行動します。
日本では白い眉斑と黒い眼帯が特徴の鷹もいますね。
森に生息していましたが、今は市街地にも降りてきて、日本では害獣になりつつあるほぼ同じ大きさのカラスを捕食することもあるそうです。
強い。
鷹がカラスを襲う貴重な映像がありました。
自分がすんでいるところは野生の鷹狩りが見れるほど田舎です😅
3年前くらいかなー、カラスが騒がしいと思ったらカラスが捕まってました pic.twitter.com/qo1ijiI5sB— まるさん、ソラさん (@OxO3UXqxXGv5uwH) June 9, 2022
因みにトンビとカラスはほぼ争わず共存しています。
トンビと鷹の見分け方
トンビと鷹の見分けとなるとやはり「尾」になってしまいますね。
目の色とか大きさとか遠くを飛んでいたら正直分かりません。
なのでしっぽが角ばっているのがトンビ、丸いのが鷹と覚えてください。
人の残飯や食べ物を食べていたり、カラスと一緒に居るのは間違いなくトンビです。
カラスは鷹の存在や鳴き声で逃げていきます。
めっちゃかっこいい!!
豊橋でカラス撃退の為に鷹連れて来てる! pic.twitter.com/zOTXWYv9QQ— おみ (@na28omi) July 6, 2017
トンビが鷹を生むことわざの由来は?
トンビが鷹を生むということわざは、いい意味でも悪い意味でも使われますね。
普通の親から優秀な成績、結果を出す子供が生まれたときによく使われます。
言われた親は嬉しくもありみじめでもありなんか複雑ですよね。
ことわざの由来はなんなのか、何故体の小さい鷹の方が優れているとされたのか、それはずばり狩の仕方です。
死骸や残飯をあさる習性のあるトンビ、生きている動物を滑空しながら捕らえる鷹。
特に昔の時代は強いものが正義でしたから恰好良さは一目瞭然です。
戦国時代には鷹を献上するのがお国同士の友好手段の一つでした。
だから鷹の方が高貴なイメージを持っているのかもしれません。
トンビと鷹の違いや見分け方をわかりやすく!まとめ
トンビと鷹の違いについて語ってきましたが、飛んでいる時一目でわかる違いが尾の形だけ、これほど似ているとは思いませんでした。
違いを分かりやすく箇条書きにしてみます。
- 角ばっている尾の形がトンビ、丸いのが鷹。
- 旋回して飛んでいることが多いとトンビ、直線的に飛んでいるのが鷹。
- 死骸や残飯、人の食べ物を取るのはトンビ、生きている動物を狩るのが鷹。
- 水辺にいるのはトンビ、森にいるのは鷹。
- カラスと一緒にいるのはトンビ、カラスが逃げていくのは鷹。
ざっくりと分けるならこの5つでしょうか。
見た目ではほとんど差がないということが分かりましたね。
色が白い鷹も日本には生息しているので白いとすぐ分かります。
今回調べていて個人的に驚いたのは、鷹よりトンビの方が体が大きいことと、どちらもメスの方が体が大きいことです。
機会があれば豆知識を披露してちょっとした優越感に浸っちゃいましょう。
それではご拝読いただきありがとうございました。
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