ミネラルウォーターの危険性とは?飲んではいけないミネラルウォーターの危険度を比較

ミネラルウォーターの危険性とは? 飲んではいけないミネラルウォーターの危険度を比較

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日本の水道水は世界でも安全な飲み水として有名ですが、実際には薬品を使っていたり、水道管が古くさび臭い、カルキの味が苦手など水道水への不安や不満があるもの事実です。

そんな水道水のかわりにミネラルウォーターを飲んでいる方は多いんじゃないでしょうか。

臭みがなく味がすっきりしていて飲みやすい、体に良い成分が多いミネラルウォーター。

健康に良いとされてますが、飲んではいけないミネラルウォーターがあることをご存じですか?

この記事でミネラルウォーターの危険性、飲んではいけない理由を知ってもらい安全なミネラルウォーター選びの参考にしてほしいと思います。

 

ミネラルウォーターの危険性

ミネラルウォーターは水道水より安全な飲み物だという印象がありますよね。

実は水道水より危険なミネラルウォーターもあることがわかりました。

理由は以下の通りです。

 

基準値が低く項目が少ない

水道水は水道法にもとづき、ミネラルウォーターは食品衛生法にもとづき決められた項目の検査を実施しています。

どちらが安全に感じましたか?食品の方が基準が厳しく安全だと思いますよね。

実は水道法の方が基準項目数が多く、厳しい基準値を設けています。

  • ミネラルウォーター殺菌しないもの19項目
  • ミネラルウォーター殺菌したもの48項目
  • 水道水51項目

ざっくりわかりやすく項目数だけ表記してみましが、水道水の方が多いですね。

水道水は義務付けられた項目以外にも検査をしており、すべて合わせると100項目以上も検査している事実がわかりました。

さらに基準値まで細かく見ると水道水のほうが厳しいものが多くなっています。

神奈川県衛生研究所

東京都水道局 比較表あり

東京都水道局 水道水質基準

上記リンクサイトでくわしく解説をしていました。

数ある水道局のなかでも、東京都水道局のホームページはとくに見やすくなっています。

興味のあるかたはぜひ見てください。

大変勉強になりますよ。

殺菌方法

ミネラルウォーターの殺菌方法は4つです。

  1. 加熱殺菌
  2. ろ過除菌
  3. 紫外線殺菌
  4. オゾン殺菌

この中でもっとも安全だと言われているのが、1番の加熱殺菌です。

日本で製造されているミネラルウォーターは除菌又は殺菌処理をすることが義務付けられていて、一番安全な加熱処理が多く採用されています。

そしてもっとも危険なのは4番のオゾン殺菌になります。

オゾン殺菌により原料の水に含まれる臭素が酸化して臭素酸という物質が生成されるそうです。

この臭素酸には発がん性が疑われており、臭素酸が原因で回収されたミネラルウォーターもありましたね。

水道水と違って塩素処理をしていないので、一度開けたら日持ちしないうえに細菌が繁殖しやすいのも危険性の1つです。

そしてEUでは自然本来の味や成分を大切にしているため、殺菌処理をしないよう義務付けられています。

自然環境を守る働きが強く、生菌の数などを厳格な基準で管理することで安全なミネラルウォーターを採取し、殺菌処理を行わないものが一般的に販売しているんです。

 

飲みすぎると副作用がある

ミネラルウォーターを飲みすぎると起こる病気があることをご存じでしょうか。

尿路結石、むくみ、冷え、倦怠感、下痢、消化不良、水中毒などがあります。

特にミネラルを豊富に含む硬水の飲みすぎには気を付けてください。

臓器の発達が未熟な赤ちゃんに硬水を使用するとミネラルの取りすぎになります。

腎不全を起こす危険性もあるんですよ。

赤ちゃんに使用するときはミネラル成分が少なめの軟水をつかうのがベストです。

1日のうちで必要な水分補給量は、体重×年齢別必要量が目安となっています。

年齢別の必要量は30歳未満40ml、30~55歳35ml、56歳以上30mlです。

例えば体重が70㎏年齢が20歳なら70×40で2,800ml。

これに食事でとる水分量が約1,000mlとされているので、1,800mlが水分で補給する目安となります。

一気に飲むと吸収率も体調も悪くなるので、何度かに分けてゆっくり飲むようにしましょう。

 

飲んではいけないミネラルウォーター!危険度を比較

床に置いてあるミネラルウォーター

私たち日本人の場合は硬度に注目すべきじゃないでしょうか。

硬水は軟水に比べてミネラルが豊富なため腎臓への負担が大きいとされています。

海外のものは硬度が高いものが多く、日本人は体調不良になりやすいです。

マグネシウムは便を柔らかくする作用があるので、下痢の原因にもなるんです。

輸入する際に検査が行われてるとはいえ、殺菌されていないものが多く採水してから時間をかけて日本に輸入するので危険度は高くなるでしょう。

また硬水はミネラルが豊富な分体内で処理する際にエネルギー消費が激しくなります。

体の弱い方や病気の方には不向きといえますね。

日本人は軟水に慣れてしまっているので、硬度0~60mg/L未満の軟水がもっともあっているでしょう。

美容や健康のためにミネラルを多く取りたい場合でも硬度が180mg/L未満の硬水をおススメします。

contrexを飲んでおなかを壊したなんて方もいるんじゃないでしょうか。

contrexは硬度がなんと1468mg/lと成分表記されています。

ミネラルウォーター初心者がいきなりたくさん飲むと、おなかの調子どころか体の調子も悪くなるかもしれません。

薬を飲んでいる方は硬水で飲まない方が良いでしょう。

水の中に含まれるミネラルが薬に作用して薬の効果がおちるといわれています。

最近の売れ筋と気になるミネラルウォーターの情報を集めました

品名(産地) 硬度 ph値 殺菌・除菌方法
クリスタルガイザー(アメリカ シャスタ) 38 7.0~7.8 加熱
クリスタルガイザー(アメリカ オランチャ) 67 7.0~7.8 加熱
ピュアの森(岐阜県長良川中域) 27 7.3 ろ過
BIYOUDO(熊本県菊池市) 50 7.3 ろ過+紫外線
アサヒ おいしい水 天然水(静岡県富士宮市) 30 8 加熱
水想い(岐阜県高山市国府町) 49 6.5~7.0 ろ過
のむシリカ(南九州、霧 島連山) 140 6.9 加熱
コントレックス(フランス コントレクセヴィル) 1468 7.3 なし
いろはす(北海道清田) 31.8 6~7.9 ろ過+加熱
いろはす(岩手県奥歯山脈) 27 6~7.9 ろ過+加熱
いろはす(富山県砺波) 27.7 6~7.9 ろ過+加熱
いろはす(山梨県白州) 27 6~7.9 ろ過+加熱
いろはす(鳥取県大山) 40.3 6~7.9 ろ過+加熱
いろはす(熊本県阿蘇) 71.1 6~7.9 ろ過+加熱
Happy Belly(岐阜県美濃) 49 7 ろ過+加熱
LAKURASHI(静岡県焼津市) 55~59 8.8~9.4 加熱
evian(フランス エビアン) 304 7.2 なし
Volvic(フランス ボルヴィック) 60 7 なし
南アルプスの天然水(山梨県北杜市) 30 7.1 加熱
北アルプスの天然水(長野県大町市) 10 7.0 加熱
奥大山の天然水(鳥取県奥大山) 20 7.0 加熱
阿蘇の天然水(熊本県上益城郡嘉島町) 80 7.0 加熱

コントレックス圧倒的な硬度ですね。

ですが硬度低めの方が日本では人気がありますし、買いやすいです。

ついでにph値も表記しておきました。

人の体内はph値7.4若干アルカリ性なので近い方が影響は出にくくなっています。

因みに人肌はph値6で少し酸性に傾いているんですよね。

ちょっとした人体の不思議です。

そしていろはすとサントリーの天然水にこれだけの産地と幅広い硬度があると初めて知りました。

昔から日本で売られていた海外製のミネラルウォーターはほとんどフランス産なのもおどろきです。

さすがSDGs活動先進国フランス産は無殺菌ですね。

 

ミネラルウォーターを買って失敗した声

ミネラルウォーターを飲んで苦い顔をする男性

ミネラルウォーターでの失敗談を紹介します。

同じ過ちをしないよう購入する際の参考にしてください。

いきなりの箱買い

どんなに評判が良くても味覚は人それぞれです。

味見をしてから箱買いをしましょう。

ペットの飲み物を硬水にしてしまった

犬も猫も鳥も動物は軟水の方が体にあっているんです。

人より病気になりやすいので必ず軟水をあげてください。

ミネラルウォーターを数日放置

ミネラルウォーターは塩素で処理をしていないのであけたら1日で飲み切るようにしましょう。

常温で1週間はさすがに放置し過ぎです。。。

ミネラルウォーターを加湿器に使用

ミネラルウォーターは細菌の増殖するスピードが速くカビが発生しやすいです。

塩素入りの水道水は雑菌の繁殖をおさえる役割をもっているため、加湿器には水道水が一番適しています。

 

飲んではいけないミネラルウォーターを選ばない方法

山 山脈

採水地、採水地周辺、原水の種類、除菌・殺菌方法。

上記をふまえて総合的に判断した方がいいです。

必ず自然豊かな地域から採水しているとは限りません。

採水周辺の地域が環境汚染されてないか、近くに工場や住宅はないかなどの確認もしたほうがいいです。

今はグーグルマップでいくらでも調べられて便利ですね。

原水の種類も浅井戸水、深井戸水、湧水、鉱泉水、温泉水、伏流水、鉱水があります。

オススメは深い地層から採水している深井戸か鉱水でしょう。

加熱殺菌が一番安全オゾン殺菌が一番危険です。

やはり安全性を重視した場合、日本で採水され加熱処理しているものをオススメします。

海外から仕入てるものは長い時間船に揺られて運ばれていることを忘れてはいけません。

海外のミネラルウォーターを飲んでいる自分がかっこいいとかおしゃれだという理由だけでよくわからない輸入品を買うのは絶対にやめておきましょう

現状の基準で安全とはいいきれなく不安要素がいっぱいです。

クリスタルガイザーはさすがに安全だと思いますが、成分や製造過程を把握して選びましょう。

 

ミネラルウォーターの危険性とは?飲んではいけないミネラルウォーターの危険度を比較まとめ

並んだミネラルウォーター

ミネラルウォーター=安全、健康にいいという思い込みにとらわれていた人は、危険性についてあらためて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

開封して時間がたったものは飲まないようにしましょう。

体質や薬を飲んでいる人、赤ちゃんや動物へ硬水をつかうのは危険性があると分かりましたね。

硬水はミネラル豊富でいくらのんでも健康にいいというイメージが先行しています。

場合によっては硬水を飲んではいけない状況があるんです。

飲みすぎないことや状況によって飲み分けをしないと体調不良の原因になってしまいます。

よくわかない海外メーカーのミネラルウォーターは本当に安全か分かりません。

通販で買う場合は日本語表記されていないものもありますし、その国の基準や項目を調べることも大変で結局分からないことが多いです。

日本で一般的に出回っているものを選ぶのが一番安全です。

自分にあったミネラルウォーターを飲んで健康な体を手にいれましょう。

それではご拝読いただきありがとうございました。

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