『バタバタバタバタ!』
『ドンッ!ドンッ!』
- 上の階がうるさくて困る!
- 注意してもうるさい!
- 自分が我慢するしかないのかな…
集合住宅に住んでいると気になる、上の階の住人の生活音。
子供が騒いでいたり、足音が大きかったり、夜中の洗濯機や掃除機の音。
昼間ならまだ我慢できても夜中まで生活音がうるさいと、精神的にまいってしまいますよね。
大家さんや管理会社に相談しておさまるケースもあれば、再びうるさくなったり住人同士のトラブルに発展してしまうケースも。
『天井を防音にしたいっ!』
そう思っている人も多いのではないでしょうか?
今回は一人暮らしの方や、賃貸暮らしの方にもおすすめできる天井の防音対策をご紹介します!
こんなこと書いてます
天井の防音のやり方【賃貸】
賃貸で天井の防音のやり方は3つあります。
- 天井に防音の素材を貼り付ける
- 壁に防音の素材を貼り付ける
- 天井付近からホワイトノイズ音を流す
防音の素材はシートタイプの軽量なものやパネルタイプの厚みがあるものなどさまざまあります。
賃貸の場合は退去時に現状回復が基本になるので貼り付けるものがおすすめです。
国土交通省住宅局の現状回復をめぐるトラブルとガイドラインによると
”壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えは不要な程度のもの)ポスターやカレンダー程度の掲示であればOK”
となっていますが、防音パネルを天井にに貼る場合、画鋲や虫ピンでの固定は難しいので貼り付けるタイプがおすすめです。
引用:https://www.mlit.go.jp/common/001016469.pdf
さらに音の種類は2つあります。
- テレビの音や音楽、会話など
これらの音は空気によって伝わっていく音で『空気伝播音』といいます。
家具やカーテンなど障害物があれば音は小さくなっていきます。
- 足音や掃除機で床をこする音、イスや家具を移動させる音など
これらの音は床や壁を伝わって広がる『固体伝播音』といいます。
この音は建物を通して振動し伝わってくるので完全に防ぐのは難しいですが防音素材を使うことで多少の軽減は期待できます。
天井に防音の素材を貼り付ける
まずは音の発生源である天井に、直接防音素材を貼り付ける方法です。
必要な素材は音を遮断する『遮音素材』と音を吸収する『吸音材』です。
出典:https://www.pialiving.com/
出典:https://item.rakuten.co.jp/re-wall/c/0000006032/
空気伝播音であればこの対策で効果は感じられるとおもいます。
吸音パネルはデザイン的にもおしゃれなものがあるので気分転換にもなりますね!
しかし固体伝播音はやはり伝わってくる音なので、その場合は壁にも対策が必要です。
壁に防音の素材を貼り付ける
上階からの足音などの固体伝播音が気になる場合は、先ほどの天井対策に加えて壁の対策も行いましょう。
振動音は建物の床や壁を伝って響いてくるので壁の対策も重要になってきます。
天井に防音の素材を貼り付けたのと同様に壁面にも貼り付けます。
出典:https://kabe.tomoyasu.co.jp/wallpanel/sotto.html
壁であればこんなウッド調のおしゃれな雰囲気も楽しめますよ!
壁を伝わって響いてくる固体伝播音に対しては、壁に家具を配置してその家具に音を吸収させる方法もあります。
天井付近からホワイトノイズ音を流す
ホワイトノイズという言葉を聞いた事はありますか?
ノイズの種類でさまざまな周波数を、心地よいと感じるようにミックスされたノイズ。
赤ちゃんにホワイトノイズを聞かせると泣き止んだり、勉強に集中しやすくなったり安眠効果もあるといわれています。
そのホワイトノイズがなぜ騒音対策になるのか?
答えは『騒音を別の音でマスキングする』という対策法です。
ホワイトノイズが流れている空間に騒音が入ってきた場合、その騒音はホワイトノイズにかき消される・または聞こえにくくなる、という方法です。
出典:https://www.amazon.co.jp/
騒音対策グッズがライフラインの今日この頃。ゼロにはならないけれど少しは楽になります!スマホのアプリに、ホワイトノイズやブラウンノイズを出して騒音緩和する物があります。 pic.twitter.com/MnX45lr70E
— 辛口アロハ (@KarakuchiAloha) May 17, 2018
天井の防音のやり方【動画】
『天井の防音対策を少しでも低コストで行いたい!』
という人は天井の防音のやり方の動画を参考にしてみてください。
素材によってはカットできますし壁面ならば女性一人でも可能です。
ぜひチャレンジしてみましょう!
素材が変わったとしてもこの手順でできそうですね。
こちらは女性一人で挑戦されていますよ!
ホワイトノイズを流す方法はパネルを貼り付けるより作業負担は少なそうです。
最近の賃貸アパートの防音性能
最近の賃貸アパートの防音性能はどのくらいなのでしょうか?
まず建物の構造別で防音効果が高い順は以下です。
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄骨造(S造)
- 木造
鉄筋コンクリート造は音を吸収するコンクリートが壁や床に使われているので防音効果が高いです。
とはいえコストがかかる分、鉄筋コンクリート造でも賃貸の場合は作りが簡素化されている建物もあるので安心はできません。
また床や壁を伝わって広がる『固体伝播音』は鉄筋コンクリート造でも響いてしまう音なので多少の生活音は容認が必要です。
上の階からの生活音が気になるということは、自分の生活音も下の階の住人に迷惑をかけているかもしれません。
自室にカーペットや防音マットを敷いたり家具の脚にクッション材を付けたり、自室からの音にも気を配りたいですね。
上の階がうるさいときの天井の防音のやり方【賃貸】まとめ
上の階がうるさいときの騒音対策、天井の防音のやり方【賃貸】をまとめてみました。
対策方法
- 天井に防音の素材を貼り付ける
- 壁に防音の素材を貼り付ける
- 天井付近からホワイトノイズ音を流す
あまりに騒音がひどい場合は精神的に病んでしまうこともあるので、ひとまず管理会社や大家さんに相談してみましょう。
そして気分転換も兼ねて上記のような防音対策をしてみましょう。
合わせて自分自身が騒音の原因にならないような配慮も必要かもしれませんね。
ぜひ参考にしてみてください!
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