夏から秋にかけてが旬のイチジクは食べてはダメ?
イチジクが体に悪いって本当でしょうか?
ふっくらと丸くなって赤紫色に熟した生のいちじくは見るからに美味しそう!
実は旬のいちじくは食べ方に注意が必要なんです。
- イチジクを食べてはダメと言われる理由
- いちじくは一日何個まで食べていいか
- いちじくの効果やメリットの解説
- いちじくが女性におすすめな理由
いちじくに関しての「ダメな理由と良い理由」をきちんと知れば大丈夫。
食べ方に注意すれば誰にでもおすすめできるスーパーフルーツです!
こんなこと書いてます
イチジクを食べてはダメと言われる理由
栄養豊富で古くから食べられてきたイチジクですが、イチジクを食べてはダメと言われる理由は主に以下の3つの理由がありました。
- 一度に食べ過ぎると下痢や腹痛のおそれがあるから
- アレルギー症状が出るかもしれないから(子供や犬にも注意)
- 糖質の摂りすぎに繋がるから
体に悪い成分があるのではなく、体質によっては注意が必要のようです。
それぞれ解説していきます。
①一度に食べ過ぎると下痢や腹痛のおそれがあるから
- 水溶性食物繊維「ペクチン」
- 苦味成分「ベストアルデヒド」
みずみずしい食感のいちじくには水溶性食物繊維の一種「ペクチン」が多く含まれています。
食物繊維が多いと聞くと身体に良いイメージがあるのですが、ポイントは水溶性食物繊維。
水溶性食物繊維は腸の中でゼリー状になり排便をスムーズにする働きがあります。
ですから水溶性食物繊維が豊富ないちじくを一度に食べ過ぎてしまうと、下痢や軟便を引き起こすことがあるのです。
「世界仰天ニュース」でも紹介されてびっくりした人も多いと思います。
普段から軟便気味の人や、子供や高齢者は少量ずつ食べるようにしましょう。
もうひとつはいちじくの皮に含まれる苦味や渋みの成分「ベストアルデヒド」。
ベストアルデヒドは抗がん物質として有名ですが、一度にたくさん食べ過ぎてしまうと嘔吐や胃痛を引き起こすおそれがあります。
果物や野菜の皮には栄養があるのでそのまま食べる方がよいのですが、子供や高齢者など家族でいちじくを食べる場合は皮をむいた方が安心かもしれませんね。
もしくは加熱してお料理やお菓子に混ぜて食べましょう。
生のいちじくではなく、乾燥させたドライいちじくにしても良さそうです。
②アレルギー症状が出るかもしれないから(子供や犬にも注意)
- タンパク質分解酵素「フィシン」
花粉症体質の人はいちじくを食べると、口腔アレルギーの症状が出る場合があります。
口の中や唇の違和感やしびれ、顔面の腫れなどの症状で「口腔アレルギー症候群」や「ラテックスフルーツ症候群」などと呼ばれています。
新鮮ないちじくをカットすると乳液が出るのですが、これがタンパク質分解酵素の「フィシン」とゴム質も含んでいるのです。
いちじくをお肉と一緒に加熱調理するとお肉が柔らかくなるというフィシンですが、花粉症を起こす成分と似ているためアレルギー症状が出やすいのです。
食べてから15分後くらいに違和感が出た場合はアレルギーの可能性があります。
茎の部分まで赤く、しっかり熟しているいちじくを食べるようにしましょう。
また小さい子供は何に反応するかわからない時期なので、大人と一緒に少量をゆっくり食べましょう。
家族同様に過ごしている室内犬も、玉ねぎと同じように中毒になるのでいちじくは与えないようにしましょう。
③糖質の摂りすぎに繋がるから
いちじくは甘くてジューシーでとても美味しいフルーツ!
しかしフルーツの主成分はやはり糖。
気になるのが糖質量やカロリーですよね。
生いちじくMサイズ1個 約70g |
100gあたり | ドライいちじく1個 約20g |
|
糖質 | 8.6g | 12.4g | 4g |
カロリー | 38kcal | 54kcal | 20kcal |
間食で理想的なカロリーは200kcalと言われています。
いちじくの品種などで個体差はありますが、生いちじくMサイズなら5個くらいが目安です。
しかし糖質はというと間食で10gと言われていますから、生いちじくMサイズなら1.5個になります。
ですが先ほどご紹介したように、いちじくは一度に多く食べ過ぎると下痢や腹痛のおそれ、アレルギー症状が出るかもしれないなどの危険性もあります。
一度に食べる量は生いちじくMサイズで2~3個が適量ですね。
注意したいのは乾燥させたドライいちじく。
乾燥させて水分が抜けた分、小さくなってとても食べやすいですがこちらも食べ過ぎ注意です!
下痢や腹痛、糖質を考えると2個~3個が適量です。
いちじくは一日何個まで?
いちじくは栄養豊富な反面、食べ方に注意が必要だったり不安な部分もあります。
具体的にいちじくは一日何個までなら食べて大丈夫なのでしょうか?
この項目についても様々な角度からみていけば自分の適量がわかりますよ!
- 「果物を1日200g食べること」という厚生労働省の推奨値
- 体質と年代別で考える
- 糖質を考える
厚生労働省が発表している一日の理想的な果物摂取量は200gとしています。
これを基準にすると生いちじくMサイズなら約3個くらいになります。
しかしアレルギー体質の人や、普段から軟便気味の人、さらには子供や高齢者の年代別も考慮するとまずは生いちじくMサイズで1個~2個くらいから様子をみてみましょう。
つぎに糖質面では生いちじくMサイズ1.5個くらいが目安です。
総合的に判断すると、生いちじくMサイズなら一日2個までが目安です。
ちなみに乾燥させたドライいちじくなら10個くらいの換算になりますが、下痢の危険や糖質の摂りすぎになってしまうので2個~3個にしましょう。
いちじくの効果やメリットは?女性におすすめ
ここからはいちじくの効果やメリットについて解説していきます!
特に女性には嬉しい効果がたくさん!
読めば今すぐいちじくが食べたくなりますよ!
今すぐ食べたくなるいちじくの効果やメリットは以下です。
- アントシアニン→アンチエイジング効果、免疫力アップ
- 植物性エストロゲン→PMS(月経前症候群)や更年期障害の緩和
- 鉄分→貧血防止
- 葉酸→妊活中や妊婦に必須!
- 水溶性食物繊維ペクチン→便秘解消
- カリウム→むくみ防止
その他にも水分量も多く、ビタミン類・ミネラル類も豊富でカルシウムもしっかり摂れます。
まさにスーパーフルーツ!
『イチジク』を食べてはダメな理由とは?体に悪い?効果やメリットは?まとめ
『イチジク』を食べてはダメな理由とは?
についてまとめました。
- 一度に食べ過ぎると下痢や腹痛のおそれがあるから
- アレルギー症状が出るかもしれないから(子供や犬にも注意)
- 糖質の摂りすぎに繋がるから
体に悪い成分があるのではなく、体質によっては注意が必要です。
いちじくの効果やメリットについてもたくさんありました。
- アントシアニン→アンチエイジング効果、免疫力アップ
- 植物性エストロゲン→PMS(月経前症候群)や更年期障害の緩和
- 鉄分→貧血防止
- 葉酸→妊活中や妊婦に必須!
- 水溶性食物繊維ペクチン→便秘解消
- カリウム→むくみ防止
ビタミン類・ミネラル類も豊富で、特に女性には嬉しいフルーツ・いちじく!
年中食べれるドライいちじくもおすすめですが、ぜひ旬の時期にしっかり熟したいちじくを楽しみたいですね!
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