野球などスポーツをされている方、肩を痛めたことありますか?
スポーツをしていると怪我は付き物ですよね。
野球肩とは、投球動作やその他スポーツで大きく腕を振る動作を繰り返すことで起こる肩の痛みです。
その痛みは主に肩の周りの組織の炎症や損傷によるものです。
放置すると痛みが治らなかったり、ひどくなってしまうため適切な治療をしましょうね。
今回は野球で肩を痛めてしまった場合のマッサージ方法や痛みの原因・治るまでの期間を紹介したいと思います。
こんなこと書いてます
野球肩のマッサージのやり方を紹介
マッサージ(ストレッチ)は主に痛みの部位や程度によって方法も異なるため、ここでは野球肩を予防するためのストレッチとして紹介します。
肩周りの筋肉が硬くなっていると、肩の関節が動く範囲が小さくなってしまうため肩に負担がかかりやすくなります。
なので肩周りの筋肉を柔らかくすることで肩が動く範囲を大きくし、肩に負担がかからないようにしてあげましょう。
肩周り(三角筋)の筋肉のストレッチ
肩周り(広背筋)の筋肉のストレッチ
ストレッチも気持ちいいと感じる、痛みのない範囲で行ってください。
※治療としてのマッサージ(ストレッチ)はきちんと病院等の理学療法士のもとで指導を受けておこなうようにしてくださいね。
野球肩のリハビリメニュー
リハビリの流れを大まかに説明します。
まずはしっかり問診をし、評価を行います。
問診・評価とは、どこが痛いのか、いつ傷むのか、肩はどれくらい動くかなどを詳細に確認することを言います。
その他にも肩だけでなく、筋力や全身のバランスなどの確認も行います。
これらをきっちり行った上でリハビリ(治療)していきます。
主なリハビリメニューとしては、
- ストレッチ
- 運動療法(筋トレやバランス訓練など)
- 投球フォーム指導
などを行っていきます。
あくまで一例で、個人によってリハビリ内容は変わってきます。
野球肩が痛いのはなぜ?
痛みの原因は、肩の関節の周りにある筋肉などの組織が炎症や損傷を起こしているためです。
これらが起こるのは、肩の使いすぎによるものです。
また、悪い投球フォーム・適切でないコンディショニングによっても引き起こされます。
もちろん、筋力や柔軟性の有無も関係してきます。
これらのリスクがある中で投球動作を繰り返すことにより、肩に過剰なストレスがかかり炎症や損傷が起こります。
このようにして痛みが生じるようになります。
野球肩は何日で治る?
治る期間は人により違いがありますが、基本的には投球を中止する(安静にする)ことで数週間〜数ヶ月程で痛みが軽減します。
しかし、損傷具合や損傷部位、手術の有無によっては3ヶ月以上かかる場合もあります。
基本的には保存療法と言い、手術無しでストレッチや肩周りの筋トレ・投球フォームの矯正などのリハビリを行うことによって改善する場合が多いです。
治療が長引かないようにするためにも、痛みを感じたら放置せず早急に対処することが大切になってきます。
野球肩?チェックする方法
まず自分でできる簡単なチェックです。
野球肩の場合、主に以下の症状が認められます。
- 腕を上げる時の痛み
- 投球時または投球後の痛み
- 肩の動く範囲が少ない
- 力が入りにくく、全力投球ができない
- 球速が下がった
- 遠投で遠くにボールを投げられなくなった
あくまで簡易的なチェックなので、自己判断はせず診断・治療はきちんと病院にて行ってくださいね。
もしすぐに病院に行けない場合は、応急処置として「RICE処置」というものがあります。
- R:rest ⇨ 安静
- I:ice ⇨ 冷却
- C:compression ⇨ 圧迫
- E:elevation ⇨ 挙上
野球肩の場合は、安静・冷却を行ってください。
安静は、無理に動かさないようにすること。
また夜間など、痛い方を下にして寝るのは避けましょう。
冷却はできれば氷嚢(袋に氷を入れる)がいいですが、冷湿布や保冷剤でも構わないです。
湿布以外は、タオルの上から当ててください。
氷などは直接肌には当てないように気をつけてくださいね。
※炎症(赤くなっている・熱を持っている・腫れている・痛みがある)がある場合は、絶対に温めない(温湿布など)でくださいね。
野球肩のマッサージのやり方まとめ
- マッサージは野球肩の予防にもなる
- リハビリでは、ストレッチの他にも筋トレや投球フォームの指導も行う
- 痛みの原因は肩の周りの組織の炎症や損傷だった
- 治るまで数週間〜数ヶ月かかるが、個人差あり
- 野球肩になったら痛みだけでなく、肩が動かなくなったり力が入りにくくなる
今回は簡単に野球肩について説明しました。
野球だけでなく、スポーツをしていて痛みを感じたら続けずまずは様子を見ましょう。
少しでも症状がある場合は、自己判断せず病院で診てもらいましょうね。
現在、「痛みは我慢するもの」ではなくなってきています。
痛みは身体のSOSなので、我慢したらいけませんよ!
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